先日、テレビで、ある高名な大学の先生が歯の咬み合わせで体が傾き、頭痛、肩こり等々を引き起こすと言われてました。そもそもこの咬み合わせとはどういう人を対象にしているのでしょうか?2歳のこどもは?11歳のこどもは?いずれも咬み合わせということからすれば、乳歯のはえそろう前であったり、乳歯が抜け永久歯がはえ始めであったりと、安定しない咬み合わせの時期です。頭痛、肩こりがひどい乳児や小学生を私は見たことがありません。この先生の周りには、このようなこどもがたくさんいるのかと不思議には思います。また、上も下も総入れ歯の方など、入れ歯を入れている時と入れてない時では咬み合わせは全く違います。多くの方は、就寝中入れ歯をはずします。一日10時間寝る方や一日の半分以上入れ歯をはずしている方など、かなりの頭痛や肩こりがあられるのでしょうか?なんとなく咬み合わせで体がゆがみそう的な話?本当かな?
 また、顔をいじくりまわして小顔にするとか、骨盤を押して体のゆがみをなくすとかも、実際押したりして骨がへこむとか、動くとかありえるだろうか?骨にひびや骨折をおこしているならありえるが、まさかそんな!!テレビやマスコミであたかも本当の事のように伝える方もかなり問題があると思われます。
 科学的に実証できないことを信じさせる案件、例えばマイナスイオンやゲルマニウムアクセサリーや磁気アクセサリーなど、なぜ消費者庁は放置するのか?もう少しわれわれ国民も少し自分の頭で考えることをするべきだと思います。